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次期韓国大統領「有力候補」か 潘基文事務総長に「賛否両論」

2016年6月26日号

 2017年末に行われる韓国大統領選挙。現段階では、これといった人物は下馬評にも見当たらない。しかし、ただ一人、有力候補として名前が挙がっているのが国連事務総長の潘(バン・)基文(キムン)氏(72)だ。
 その潘氏が5月末に祖国・韓国に一時帰国。そこで、「韓国の市民として何をしなければならないのか、(今年末に任期が終了する事務総長職を辞めた後に)悩み、決心する」などと発言したため、これが大統領選出馬の意思表示と受け取られてしまった。
 潘氏の発言に対し、「国連事務総長を経験したからには、一国の大統領になる資格は十分」「国連事務総長という中立性を求められる立場にいる段階での発言は不謹慎」など賛否両論が飛び出している。
 それでも、潘氏への"大統領待望論"は根強い。大手紙『中央日報』の調査によれば、大統領にふさわしい人物として潘事務総長がトップ(28%)。野党側の文(ムン・)在寅(ジエイン)氏や安(アン・)哲秀(チヨルス)氏をともに10%以上引き離している。
 一方で、07年から務める事務総長としての仕事ぶりは、必ずしも評価されていない。
 国連の主要ポストに韓国人を置くなど"身内びいき"が目に余るといった声や、事務総長の本来の仕事である核廃絶、人道問題にもさほど関心を示さないとの批判もあり、米誌『ニューズウィーク』は「無能」と評したこともあるほどだ。人道問題で中国など大国には何も言えず、小国には辛辣(しんらつ)なことを言うなど、批判を数え上げればきりがない。
 外相、国連事務総長と、華やかな経歴が韓国民に好まれてはいるが、「事務総長としての仕事を全うして、悪評をはね返すべきだ」(『朝鮮日報』紙)との意見は正論だろう。もし出馬するなら与党・セヌリ党側からが有力視されるが、レームダック状態にある現政権の評判も絡んでくる。年齢も若いとは言えないだけに、次期大統領の座を射止められるかどうかは"五里霧中"だ。
(浅川新介)

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