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USA クリントン氏に渦巻く"不安" 米大統領選「対決構図」固まる

2016年6月26日号

 世界が注目する激戦の構図がついに固まった。
 米大統領選の民主党候補に、前国務長官のヒラリー・クリントン氏(68)が選出されることになった。党大会での指名に必要な代議員数を確保し、女性として初めて米2大政党の正式な大統領選候補となった。歴史的快挙に、クリントン氏は「突き抜けられない天井はない」などと語った。
 6月7日、「最後のヤマ場」とされる6州で予備選が行われたが、前日に「クリントン氏が代議員数を確保」との事前報道が流れ、予備選自体は消化試合のような雰囲気に。クリントン氏は7日の結果を受けて勝利宣言を行い、オバマ大統領も祝福のメッセージを送り、クリントン支持を初めて明確にした。
 今秋の大統領選では、共和党候補のドナルド・トランプ氏(70)との一騎打ちを迎える。だが、クリントン陣営には不安要素がつきまとう。
 まずは、国務長官時代の私的メール使用問題で、刑事責任を問われる可能性が消えていないことだ。仮に訴追される事態になれば、大統領候補としての適格性が議論されるのは間違いない。
 さらに、国務長官時代の贈収賄疑惑まで浮上した。
 夫のビル(・クリントン元大統領)氏が運営する財団に多額の寄付を納めた中東諸国が、ヒラリー長官の時代に米国から武器供与を受けていたことが明らかになった。対イラン、イスラム国への対処を理由に、武器供与は正当化されがちだが、財団への寄付は"見返り"ではないのか、など今後も追及が続きそうだ。
 そして、最後まで民主党候補者の座を争った上院議員、バーニー・サンダース氏(74)。クリントン氏は「"打倒トランプ"のため、一体化を」とサンダース支持層に呼びかけたが、ある調査結果では、サンダース支持層の4割近くが「ヒラリーには投票しない」と回答したという。
"秋の陣"へ向け、波乱は続きそうだ。
(土方細秩子)

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