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民主党候補選びも波乱含みか!? トランプ支持ヒラリーを上回る

2016年6月12日号

 米大統領選で「まさか」が起きるかもしれない。
 米国の世論調査を集計している「リアル・クリア・ポリティクス」によると、支持率平均値で、共和党のドナルド・トランプ氏(69)が、民主党のヒラリー・クリントン氏(68)を0・2ポイントながら初めて上回った(5月19日現在)。
 両氏の支持率は、昨年6月は「53対33」の大差。その後の"トランプ旋風"で差は縮まったが、今年3月末の時点では10ポイント以上の差があった。
 トランプ氏が一気に差を詰めた要因の一つは、米連邦捜査局(FBI)によるクリントン氏のメール問題捜査が大詰めを迎え、刑事責任も問われ得るとの観測が流れているためだ。トランプ氏は演説などで「そんな人間が大統領にふさわしいのか」と強調。夫であるビル・クリントン元大統領の不倫問題まで蒸し返し、「夫婦揃(そろ)って国の代表となる資格はない」と糾弾している。
 確かに、今も米国民に人気の高いビル・クリントン氏は精力的に妻のキャンペーン活動を支えており、ヒラリー氏も「副大統領には指名しないけど(笑)、政権で夫に活躍してもらう」と語っている。しかし、このことも一部では「クリントン家とブッシュ家による政権独占はこりごり」と反発を招いている面がある。
 実際、最近の予備選ではヒラリー氏は分が悪い。大票田のカリフォルニア州(6月7日)で対抗馬のバーニー・サンダース氏(74)に敗れた場合、大統領の椅子はさらに遠のくことになるだろう。一方のサンダース氏は冒頭の世論調査集計でトランプ氏を10・8ポイントリードしている。このため、民主党内でも「"打倒トランプ"のためにサンダース氏を指名すべきではないか」との意見も出始めた。
 本選でトランプ氏に敗れれば、クリントン氏の政治生命は確実に終わる。まさかの「クリントン氏撤退」という事態を含め、いよいよ予断を許さない。
(土方細秩子)

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