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世界のウオッチャー「ジリジリ」 36年ぶり朝鮮労働党大会の行方

2016年5月 8日号

 世界の北朝鮮ウオッチャーが、ジリジリしながらその動向を見つめている。
 36年ぶりとなる、今年5月といわれる朝鮮労働党の党大会がいつ開催されるのか。党大会に合わせて、5回目の核実験、大陸間弾道ミサイル(ICBM)などの発射実験が行われるのではないか―などと囁(ささや)かれているためだ。
 ウオッチャーらが「ジリジリ」しているのは、党大会の開催こそ発表されているものの、開催に至るまでの動きがはっきりしないためだ。
 4月下旬、最高指導者の金正恩(キム・ジヨンウン)第1書記が平壌(ピヨンヤン)市の党大会代表に選出された、と北朝鮮メディアが伝えた。本来なら、既に北朝鮮国内各地でも同様の代表選出に関する動きが報じられるものだが、それもはっきりしない。
 核実験やミサイル発射実験についても、韓国メディアを中心に「党大会に合わせ、5月上旬までには実施も」と観測気球的な報道が増えている。韓国軍や米国の研究機関も「核実験実施の兆候が見られる」と発表。党大会を記念し、金第1書記の求心力を高めようとしているようだが、これも明確な動きとはいえない。
 さらには、ここに来て「5月の党大会は延期されるのではないか」(中国の北朝鮮研究者)との観測も出始めた。
 今年1月の核実験、2月のミサイル発射で強化された経済制裁によって経済状態が苦しくなっているという理由だ。在日朝鮮人など3、4月に訪朝した人たちは「平壌の街の様子は経済制裁の影響は感じられなかった」と口をそろえるものの、「貿易などのビジネスパーソンらは『新規契約や契約更新が厳しくなっている』と」(在日商工人)などの話も出ている。
 もっとも、「やると言った以上はやる」のが北朝鮮だ。金第1書記も新年の辞で「党大会開催」を明言しており、中止の可能性は低い。ただし、現状、北朝鮮の思惑通りには物事が進んでいない側面はありそうだ。
(浅川新介)

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