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熊本との関連はアリやナシや エクアドル大地震600人超死亡

2016年5月 8日号

 九州・熊本地方を襲った大地震。時期を同じくして太平洋を挟んだ南米エクアドルでもマグニチュード7・8の地震が発生、4月23日現在、600人以上の死亡が報告されている。
 遠く隔たった地で起きた二つの大地震には共通点がある。いずれも「環太平洋火山帯」と呼ばれる太平洋を取り囲む火山帯にある地震頻発地帯にあり、余震による被害が甚大なことなどが挙げられる。
 さらに、熊本での大地震はほぼ100年ぶり。チリやペルーなどの地震多発国に近いエクアドルでも今回のような大地震は1979年以来で、これまであまり被害が出ていなかった場所で起きた。
 このため、米地質調査所(USGS)では当初、「世界的に地震が多発する状況に突入したのではないか」との懸念が浮上、「今後、環太平洋火山帯で地震が頻発する恐れがある」と警戒感が広がった。
 ただし、後の声明では「二つの地震に関連性はなく、世界的な地震連鎖にはつながらない」という一応の結論が出た。理由は、火山帯で起こる小さな地震などの総数は二つの大地震後も変化がなく、これらの地震がプレートを活性化させたとは考えられないためということのようだ。声明自体は朗報かもしれないが、今なお救出・捜索活動が続く被災地では、話は別だろう。
 エクアドルでは、コレア大統領が非常事態を宣言。被害総額は、国内総生産(GDP)の3%に相当する約30億ドルに上ると試算される。産油国のエクアドルは、世界的な原油安の影響で今年の経済成長はマイナス4・5%と予測され、復興計画のメドすら立ちそうにない状況だ。
 赤十字社、米州諸国による支援のほか、スペインは計13トンの救援物資を空軍機で運搬した。特に「清浄な水が不可欠」として水のほか、疫病の発生、拡散防止の観点から石鹸(せつけん)などを配った。
 洋の東西を問わず、日ごろの備えが肝要だ。
(土方細秩子)

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