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携帯と子どもの"危うい"関係 米国"怒れる母"の過激な行動

2016年5月 1日号

 コミュニケーションツールとして欠かせなくなった携帯電話。特に10代の間では、ラインなどのグループに入れなければ、学校生活でも浮いてしまいかねない。
 ただし、インターネットの世界は危うさもはらむ。まずは、いじめの問題。ネット上のいじめは、米国では「サイバーいじめ」と呼ばれ、被害者が自殺に追い込まれ、加害者が有罪判決を受けた事例もある。次に、子どもが不特定多数の大人とネットを通じて接触してしまう問題だ。10代の少女が見知らぬ男と家出、あるいは児童ポルノ事件に巻き込まれるケースもある。
 2014年にフロリダ州で摘発された31歳の男は、ビデオチャットを通じて知り合った女児に裸を見せるよう強要。そのビデオを元に脅迫を繰り返し、約350人の女児から8万点以上のわいせつ画像を入手していた。裁判で男は懲役105年を求刑されたが、被害女児のうち200人以上の身元が不明のままという。
 こうした子どもを取り巻くネット環境に憤り、子どもの携帯を没収する親もいる。だが、米南部のある母親はより過激な手段を選び、動画投稿サイト「ユーチューブ」を通じて世界に発信した。なんとこの母親、子どもの携帯をショットガンで粉砕したのだ。
 母親は「私はここに、ソーシャルメディアが私の子どもたちに及ぼす悪影響を糾弾する」と宣言。携帯を木の切り株の上に置いてショットガンで破砕、残ったかけらをハンマーで打ち壊す一部始終を公開した。合間に「私は親としての役目を取り戻す」「子どもたちが見知らぬ大人と知りあったりする必要はない」などと訴えた。ただし、母親を見守る3人の子どもは不満顔なのが印象的だ。
 携帯がなければ仲間はずれになる、緊急時の安全確保に不可欠―などの擁護論はもっともながら、子どもの携帯に潜む危険性を改めて考えさせる動画ではある。
(土方細秩子)

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