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若い世代の共感集め大接戦に サンダース氏

2016年3月13日号
 米大統領選は序盤の熱い戦いが繰り広げられている。共和党はドナルド・トランプ氏(69)が圧勝の滑り出し。対する民主党は大接戦の様相だ。
 2月25日時点で、ヒラリー・クリントン氏(68)とバーニー・サンダース氏(74)が予備選で獲得した一般代議員数は51人で全くの互角。世論調査でも支持率の差は一桁だ。
 ロサンゼルス近郊の大学周辺で行われたボランティア募集のイベントをのぞいてみた。主催者の一人、ビル・レイノルズさん(57)はラジオ番組を聴いて以降、数十年来の"サンダース派"。「いつか彼のような人物が大統領になれば」と考えていたという。
 支持者の多くは、氏の魅力を「過去40年間、主張が全くぶれないことだ」と語る。学生らは「(公約の)公立大学無償化だけではない。自らが困難な学生生活を送り、低所得層の暮らしを身をもって知っている。若い世代が一番共感できる候補」と口をそろえた。
 クリントン氏は「ヒスパニック、黒人層に強い」とされるが、「訴えが拡大すれば、自身もユダヤ人というマイノリティーであるサンダース氏への支持は広がる」と見る支持者も多かった。弱点としては年齢と、時に「ゾンビ」と揶揄(やゆ)される感情を表に出さない選挙スタイルが挙がるが、支持者は「トランプ支持者は本能で動くが、サンダース支持者は頭脳で動く」と意に介していないようだ。
 イベントではわずか1時間ほどの間に、学生が次々ボランティアを志願した。「25歳以下の8割以上が支持している」といわれる原動力を目の当たりにした感がある。
「大企業や大手メディアは"アンチ・サンダース"だろう。報道もヒラリーやトランプに比べて少ない。サンダース嫌いを明言するテレビ局もある。それでも支持の広がりを止めることはできない」(前出・レイノルズさん)
 格差社会への挑戦とも言えるサンダース氏の選挙戦。参院選を控える日本も決して人ごとではない。
(土方細秩子)

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