国際詳細

News Navi
loading...

超高額当選15億ドルのフクザツ

2016年2月 7日号
 米国のナンバー選択式宝くじ「パワーボール」で1月13日、史上最高額となる15億8600万ドル(約1862億円)の超高額当選が出た。
 昨年11月以降、当選者が出なかったため賞金が繰り越され、積み上がっていた。カリフォルニア、テネシー、フロリダ州在住の3組が当選者と見られ、賞金は山分けされる。
「パワーボール」は、69個のボールから抽選される五つの数字と、別に26個のボールから抽選される最後の一つの数字の組み合わせで当選番号が決まる。全ての番号を当てる"ジャックポット"の確率は約3億分の1。ボールが機械から弾き出される抽選の様子は毎週テレビ放映され、人々の射幸心をあおっている。
 当選者1組あたりの賞金額は5億2880万ドル。当選者は向こう30年にわたる分割で受け取るか、手数料を払って一括で受け取るかを選べる。ほとんどの当選者は「一括払い」を望み、一括の場合、今回の賞金額は約3億ドルとなる。
 一方、米国中を熱狂させた「パワーボール」のシステムに対する批判も噴出している。約16億ドルの賞金に対し、くじの売上総額は70億ドル超。各自治体の懐に入った儲(もう)けは「公共の福祉」に使われることになっているが、ほんとんどの州で、例えば公立学校に回される金額は売り上げの1%程度で、大半は今回のような超高額当選に備えた積み立てに回るという。
 また、くじの購入者の多くは低所得層とみられ、「2ドルで夢を買う」とはいえ、夢の確率は3億分の1。今回の当選発表後、テネシー州の女性がウェブの寄付支援サイトに「億万長者を夢見て、全財産をくじに投資した。私たちを助けてほしい」と書き込み、すぐに削除されたものの「宝くじ破産が実際に存在する」と話題になった。
 いかに「公営」とはいえ、どこかで歯止めが必要という議論も浮上している。賭け事は「アツくなっては負け」だろう。
(土方細秩子)

政治・社会

くらし・健康

国際

スポーツ・芸能

対談

  • 艶もたけなわ

    橋本マナミ 女優

    2017年6月18日号

    阿木燿子の艶もたけなわ 157   かつて、"愛人にしたい女性ナンバーワン"のキャッ...

コラム