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米・トランプ氏のバブル崩壊予告

2016年1月17日号
 連邦準備制度理事会(FRB)が9年半ぶりとなる利上げに踏み切った米国。「経済は順調に回復しており、将来の発展に向けて利上げの準備が整った」(同イエレン議長)
 議長の声明通り、不況を脱した米経済は回復期を経て好景気に入ったのか?
「ノー」と明言したのが、突出した言動で支持を広げる米大統領選共和党指名候補の一人、ドナルド・トランプ氏(69)。トランプ氏は「回復に見える米経済は単なるバブル。いつはじけてもおかしくない」と訴えた。理由として、利上げ発表直後からの株価下落を挙げ、「実業界では米経済の本格的な回復を疑問視しているためだ」と指摘した。
「バブルがはじけるなら、今すぐの方がダメージが少なくて済む。少なくともオバマ政権下でバブル崩壊が見られるのは間違いない」と力説し、バブル崩壊後に来るのは「再び景気後退に見舞われる米国の姿だ」と主張している。
 さらに、政府の1兆1000億ドル規模の予算についても「我々をさらなる負債に直面させる愚かな案」とバッサリ。「米国の負債総額は21兆ドルもあり、米国は借金まみれの貧しい国になってしまった。我々はそれを認めるべきだ」と断言。「トランプ政権下ではこんな愚かな予算案は通さない。国民に今以上の負担はかけない」とたたみかけた。
 米経済が"バブル"かどうかは意見の割れるところだが、凄腕(すごうで)ビジネスマンであるトランプ氏の予言だけに、ライバルの誹謗(ひぼう)中傷やトンデモ発言より重みがある。これに対し、共和党候補の一人でやはり実業界出身のカーリー・フィオリーナ氏は「トランプは(民主党有力候補の)ヒラリー・クリントンへのビッグなクリスマスプレゼント」と、もしトランプ氏が共和党候補に指名されればクリントン氏の勝利は確実、と痛烈に皮肉った。
 決戦の年、米国民はどんな答えを出すのか。
(土方細秩子)

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