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14人死亡銃乱射テロと銃規制

2015年12月20日号
 コロラド州の中絶クリニックの銃乱射事件で3人が死亡したばかりの米国。この報に、オバマ大統領は「もうたくさんだ。今こそ銃規制に国を挙げて取り組むべき時だ」との声明を出した。しかし、声明からわずか3日後の12月2日、カリフォルニア州サンバーナディーノで、今年最悪となる銃乱射事件が発生した。
 午前11時頃、福祉施設内で開かれていたパーティー会場で、突然一組の男女がライフルを乱射。14人の死亡と、21人の負傷が確認されている。現場にいた人の証言によると、「突然発砲され、銃撃は30秒近く続いた。銃声は一旦やんだが、犯人が弾倉を入れ替え、再び始まった」という。
 容疑者は逃走したが、警察が追走して銃撃戦になり、男女2人が射殺された。男はサイード・ファルーク(28)、女はタシュフィーン・マリク(27)の両容疑者で、生後6カ月の子がいる夫婦だった。
 関係者によると、ファルーク容疑者は米国生まれで、米国の大学を卒業後、サンバーナディーノ市の公衆衛生局に勤務。妻はサウジアラビア出身で「インターネット婚活」で出会ったという。ファルーク容疑者は熱心なイスラム教徒だったが、同僚は「宗教について話すことは滅多になく、大人しい人物だった」と言う。
 一方、米連邦捜査局(FBI)は容疑者宅から大量の弾薬を押収。妻マリク容疑者が、ネット上でイスラム国に忠誠を誓う書き込みをしていたことなどからテロ事件と断定、背後関係を調べている。
 それにしても驚くべきは、今回の事件が「銃による乱射事件」として今年355件目、という事実だ。つまり米国では1日1回以上、乱射事件が起き、被害者が出ていることになる。
 これまで銃規制に強硬に反対してきた共和党からも、「何か手を打つべきかもしれない」という声が出始めた。どれほど犠牲を積み重ねれば、米国は自国の異常さに気付くのだろうか。
(土方細秩子)

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