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米大統領選"女の闘い"激化か 共和党フィオリーナ氏が出馬

2015年5月24日号

 出馬表明したヒラリー・クリントン前国務長官(67)に注目が集まりがちな米大統領選に、共和党から思いがけない"刺客"が現れた。カーリー・フィオリーナ氏(60)だ。

 フィオリーナ氏は1999年から6年間、米コンピューター大手「ヒューレット・パッカード(HP)」で初の女性CEO(最高経営責任者)を務めたほか、通信大手「AT&T」でも重職にあった。米国"女性エグゼクティブ"の草分けともいえる存在だ。
 政治面でも全くの素人というわけではない。2008年大統領選では、共和党候補の一人だったジョン・マケイン氏の選挙アドバイザーを担当。10年にはカリフォルニア州選出上院議員の座を民主党のベテラン、バーバラ・ボクサー氏と争い、僅差で敗れた。
 その経歴も華々しい。スタンフォード大を卒業後、カリフォルニア大ロサンゼルス校のロー・スクールに進学するも中退。不動産会社に就職した後、80年にAT&Tに入社し、一社員から上級副社長にまで上り詰めた。98年には『フォーチュン』誌が選ぶ「ビジネス界で最もパワフルな女性」にも選ばれた。
 HP社でCEOに就任すると、その名は一躍全米に知れ渡った。在任中はコンパック社との合併を進め、HP社を「世界一のパソコン製造企業」に押し上げたものの、後に3万人以上のリストラなど経営悪化の責任を問われ、事実上の更迭処分を受けた。
 その後のフィオリーナ氏は政治的野心を隠そうとせず、出馬は民主党候補のクリントン氏と「初の女性大統領」を争うためともいわれる。実業界で男性と肩を並べた強み、経済に明るいイメージはプラスだが、政治手腕はクリントン氏に比べると未知数。また、今回の出馬は18年のカリフォルニア州知事選へのステップ、との噂(うわさ)も絶えない。
 ともあれ、話題に事欠かないフィオリーナ氏の出馬が"女の闘い"をヒートアップさせるのは間違いない。
(土方細秩子)

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