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青い空白い雲
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安倍首相は「必要があればちゅうちょなく」真っ赤な噓をつく?

2020年7月19日号

牧太郎の青い空白い雲/774 

 安倍さん(晋三首相)の「お詫(わ)び」には慣れてしまった。「大変遺憾。かつて法務大臣に任命した者として、その責任を痛感しております。国民の皆さまに深くお詫び申し上げます」

 側近の前法相の河井克行容疑者、参院議員・河井案里容疑者のご夫婦が公職選挙法違反(買収)の疑いで逮捕されても〝原稿読み〟で他人事(ひとごと)のように済まそうとする。

 しかし、その民主主義を蔑(ないがし)ろにした「巨悪」の中心にいたのは安倍さんではあるまいか?

 二人が買収に使ったカネの原資は自民党本部が用意した軍資金1億5000万円の疑いがある。「相場の1500万円」の10倍。「総理総裁」の威光がなければ許されない巨額資金流入である。

 駆け出し記者の頃、親しくさせていただいた中山太郎さん(元外相・「臓器の移植に関する法律」の制定に尽力された方)に「選挙資金の秘密」を教えてもらった。

 1973年の参院大阪地方区補選の直前、中山さんは田中角栄首相(当時)に呼び出された。「キミたち、すぐにこいつを配ってくれ!」と言うと、角さんは大きなカバンを放り投げた。現ナマだった。

「一体、幾らあるんですか?」「1億円だ。大丈夫だ。その筋にはちゃんと手を打っている」

 「そのカネの出所は?」と聞くと、中山さんは「多分、官邸機密費だろう」と答えた。

 安倍さんは「角さん流」を真似(まね)して「政党助成金」という税金を大盤振る舞いした。

 河野太郎防衛相が配備計画を停止した陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」も真っ赤な噓(うそ)? 選定したレーダー「ロッキード・マーチン社製LMSSR」の導入費用は約1000億円なのに米海軍のレーダーと相互互換性がない。安倍さんは初めから「ドブに捨てるつもり」だったのではあるまいか?

 ともかく、安倍さんは「噓ばっかり」だ。

 一番がっかりしたのは常々「拉致問題は私自身の責任で解決しなければいけないという強い使命感を持っている」と言っていたのに、昨今は「拉致問題を解決できるのは安倍政権だけだと私が言ったことは、ございません」と平気の平左である。

 これは間違いなく「虚言癖」である!

 新型コロナ問題では「渡された原稿を間違えずに読む」のに必死だが、突如「ちゅうちょなく」という元気の良い言葉が飛び出す。

「必要があればちゅうちょなく国民の声を聴く」と胸を張るのだが、当方から見れば「必要があればちゅうちょなく真っ赤な噓をつく」。そんな御仁ではあるまいか?

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