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青い空白い雲
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新型コロナで〝男を上げた〟湖南市長、北海道・和歌山知事?

2020年3月22日号

牧太郎の青い空白い雲/759

「牧太郎の二代目・日本魁新聞社」という個人ブログ(2月20日)で〈義務教育の小中学校は3月1日から4月15日まで春休み!〉を〝提案〟していたのだが......「一斉休校」が現実になってしまった。困った。

 正確な情報の下で「××の事態が起きたら××を進める」という国民的合意を作っていればよいのだが、今回は単なる「首相のスタンドプレー」。子供の発症、重症化が少ないのに学校だけ休んだって意味がない。

 首相の決断? よく言うよ。「行き当たりばったり」政策じゃあないか!

 安倍さんが何を言っても、国民は疑心暗鬼。モリ・カケ騒動でも「桜を見る会」疑惑でも......いつも「噓(うそ)ばかり」。その昔、秦野章という人物(警視総監、法務大臣を務めた)が「政治家に正直や清潔などという徳目を求めるのは、八百屋で魚をくれと言うのに等しい」と発言したが、安倍さんは萎(しな)びた大根を「コレは日本一美味(うま)い鯛(たい)だ」と偽って商売している。

 でも、今回は命に関わるから、国民はそう簡単に騙(だま)されない。事実、安倍ヨイショ作家の百田尚樹さんまで〈皆さん、政府は無能です。国民の命を守るんだ!という意志も能力もないことが明らかになりました〉などとツイートした。

    ×  ×  ×

「新型コロナ」騒動で〝男を上げた人物〟が次々に登場している。例えば、滋賀県湖南市の谷畑英吾市長。フェイスブックで「全国の首長に告ぐ」と題して、安倍内閣の一斉休校を猛烈に批判。「内閣総理大臣による地方自治への不当な介入であり、土足による蹂躙(じゅうりん)」とまで指摘した。無批判の新聞、テレビの代わりに宣戦布告? 男を上げた。

 和歌山県の仁坂(にさか)吉伸知事は小気味良い。「軽症患者は自宅療養。熱が4日続いたら病院に行け!」という国の基本方針に「和歌山県は従わない」と明言した。

 ガチガチの保守王国・和歌山で、自民・公明推薦で4回連続当選の「保守本流の知事」が安倍政権をブッタ切った。

 北海道の鈴木直道知事の大活躍はご存じだろうから、あえて紹介しないが、財政破綻で苦しむ夕張市を立て直した鈴木さんは「一斉休校」に対して「分散登校」のアイデアで立ち向かう。今や「次の総理大臣!」という声まで上がっている。

 もっとも、この騒動で男を下げた人物も多い。その筆頭は「私はマスクをしないで最後まで頑張ろう思っている」と、根性論を持ち出した東京五輪組織委員会の森喜朗委員長だろう。東京五輪開催の中止・延期まで話が及ぶと安倍政権がもつかどうか? 不安なのだろう。

 森さんに申し上げる。新型コロナ退治はもっぱら科学の領域。根性論や「噓つき政治屋」の出番はまずありませんよ!

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