コラム詳細

それってどうよ
loading...

この記憶も捨てたいっ!

2018年6月10日号

OL400人は考える・それってどうよ!?/550 =池野佐知子

 少し前ですが、東大の学生食堂に飾られていた宇佐美圭司画伯の絵画が誤って破棄されてしまったことが話題になりました。
 OLさんにも「間違って捨ててしまった」あんなものやこんなもの、いろいろあるようです。
   ◇   ◇   ◇
「毎月1万円ずつ小箱に貯金をしていて、1年たったら銀行へ、という習慣を新卒以来続けていました。去年、『あぁ今年も12万円になった』と箱からお金を出して、『明日、銀行に預けよっと』となぜか、読みかけの雑誌の間に入れたんです。その時、『こんなことしたら、忘れちゃったりして』と確かに思ったのですが、翌朝、寝坊をし、しかし、古紙廃棄の日だったので、慌てて雑誌をまとめて捨ててしまいました。気づいたのはその日のお昼。社員食堂でラーメンを食べようとしたときに、思い出して、大声を上げて、立ち上がってしまいました。今思い出しても苦しい。その日はそのまま早退し、何もないゴミ捨て場で立ちすくみ、くずおれてしまいました」(通信・26歳)
「大学3年生の時にモテ期がやってきました。ラインではなく、ラブレターを何通かいただいて、それらを一生の宝物と巾着に入れて取っておいたのですが、何を考えたか、昨年のお掃除の時に捨ててしまったのです。あ~ばかばかばか! 失恋のたびにモテた思い出にひたってたのに。次の失恋が怖いです」(コンピューター・26歳)
「人生最大の後悔は、高校生の時に嵐のコンサートのチケットを捨ててしまったこと(たぶん)。探しても探しても見つからなくて、どこに置いたか記憶もあいまい。超プラチナチケットだったのに! しかも友達の分も持っていて、彼女にも平謝りしました。大切なものは手にしたらすぐに貴重品箱に入れねば!」(アパレル・25歳)
「初めてのボーナスで『自分へのご褒美』に買った8万8000円のダイヤのピアス。お気に入りだったのですが、ちょっと耳が痛い日があって、パンツのポケットに入れたんです。それをうっかり忘れて、トイレに。パンツを下げたとき、ポケットからピアスがポロリと便器に落ちて、あ!っと思った時には、取れない場所まで行ってしまって......。デート中だったのですが、茫然(ぼうぜん)自失。高級フレンチの味が分からなくなりました」(商社・27歳)
「一人暮らしを始めてけっこうすぐの時に、テレビのリモコンを間違って捨ててしまって。いちいちテレビまで行って電源入れたり、チャンネル変えたり、むちゃくちゃ不便でした」(航空・24歳)
「差し歯。ティッシュにくるんでおいたら、母がゴミかと思ったみたいで。泣けた~」(証券・30歳)
「20歳の誕生日に祖父母がくれた10万円分の商品券を、いろいろな書類を入れる引き出しに入れておいて、整理した時にまんま捨ててしまいました。25歳になった今も祖父母に言えません」(商社・25歳)
   ◇   ◇   ◇
「大事なものを捨ててしまった経験がある」OLは62%でした。「間違えて捨ててしまうかも」と予感した人が多かったのも、悲劇の特徴です。

政治・社会

くらし・健康

国際

スポーツ・芸能

対談

コラム