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それってどうよ
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「いや~昭和っすね~」って、ホメてんのケナシてんの?

2015年3月15日号

 毎月5~20人のOLさんに取材するのですが、会話が進むと時々「昭和ですね~」と言われます。その言葉には若干の揶揄(やゆ)と、若干の憧憬(しようけい)が含まれているようです。
 今年は戦後70年。OLたちの「昭和」はどのようなものか聞いてみました。
  ◇   ◇   ◇
「上司に感じのいい居酒屋に連れて行ってもらったのですが、ここがまさに『昭和』。縄のれんに赤ちょうちん。大将とその奥さんが切り盛りしていて、店中に短冊でお品書き。居合わせたお客さん同士が軽口たたくような大人の空間。普段、私たちが行くチェーン展開されている安い居酒屋とはぜんぜん違う。昭和って大人の世界な気がします」
(機械・26歳)
「母親が『あなたももう、売れ残ったクリスマスケーキでしょ』と言ったとき、なにそれ?と思いました。つまりは母親の時代(昭和)には、25歳までがおいしい時代、26歳を過ぎると売れ残りだったらしく......。それをクリスマスケーキに例えているらしい。『いまどき、そんなこと言う人いないよ』と言ったら母、『確かに結婚は30歳過ぎでいいけど、あなた、彼もいないんでしょう?』と言いやがりました。ふん!」(文具・26歳)
「ここだけでしか言えませんが、会社のアラフィフの先輩方。いまだにわかりやすいブランドのバッグを持っていたり、真っ赤な口紅つけてたり、髪形が分かりやすいワンレンだったり。キレイにしているけど『昭和だな』と思ってしまいます」(商社・28歳)
「最近知ったのですが、母って父を略奪婚したらしいんです。驚愕(きようがく)でしたが、その頃の思い出の品、として『ポケベル』を出してきました。大学生の妹は『これどうやって使うの?』と興味津々。どうやら不倫中だった母が、父にポケベルで呼び出されて密会するというパターンだったらしく......。両親の秘密を知ったポケベルでした」(通信・25歳)
「くっだらないダジャレを連発したり古臭い言葉を使う上司のそばにいると『昭和ヤロー』と思います。『ナウいねぇ』とか『(立ち上がるとき)ヨッコイショーイチ(って誰?)』とか。普段はつい笑ってしまうんですが、疲れているとにらんでしまうときもあります(笑)」(薬品・26歳)
「いまだに飲み会で『一気~一気~』と盛り上がるとき。弊社の立場的には仕方のないこととはいえ、『昭和じゃないんだよっ!』と心の中で突っ込みを入れていることもあります」(飲料水・25歳)
「祖母の家に行くといい感じに昭和を感じます。春から夏になる前によしずをかけて、お茶碗などの食器も全部、春夏用に。秋から冬になるときも襖(ふすま)を秋冬仕様に張り替えて、食器も変えて......。季節を大切に生きているんです。祖母いわく『昭和の時代は当たり前のことだったけどね』。昭和って素敵(すてき)です」
(アパレル・29歳)
「友達のおうちのそばの昭和の時代からやっているという銭湯。浴槽のそばの壁には大きな富士山、一人一人の空間が小さな洗い場などなど、何から何まで昭和でした。スーパー銭湯などに行きがちですが、こういう昭和の銭湯も落ち着く~。また行きたいです♪」(コンピューター・27歳)
「昨年ベトナムに旅行したのですが、そこは私がイメージする昭和中期そのものでした。土の道路、ゴチャゴチャした市場、人々が着るブカブカのパジャマみたいな洋服......。そんな時代のことは知らないのに、なぜだか懐かしい。DNAに刻み込まれた日本人の血が、昭和のムードに反応するのかなぁ」(商社・28歳)
  ◇   ◇   ◇
 今週アンケートにご協力くださったOLのうち「平成生まれ」が42%! だんだんと昭和は遠くになりつつあるのでしょうか。

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