お知らせ
編集長後記
アメリカ大統領選について、11月8日号で「恐怖のシナリオ」を特集した。早稲田大の中林美恵子教授の「大統領選自体が米国の混乱の幕開けになりそう」との〝予言〟をはじめ、指摘の多くが現実になった。
投票後のテレビ映像は両陣営の過激な対立を伝える。一方、今号で土方細秩子氏が報告してくれたロスの投票現場は一見平穏だ。でも、住民たちの言葉からは、人種や貧富や世代など多様な形での分断がうかがえた。
ドロ沼の超大国と日本の今後の関係は――。寺島実郎氏は「日本がどうなるかではなく、日本としてどうすべきかを考える時だ」とズバリ。主体的な姿勢が大切なのだ。
(坂巻士朗)