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サンデー毎日10月25日号は10月13日発売。

編集長後記

 日本学術会議の人事をめぐる問題が収まらない。菅義偉首相らが、人事に介入した具体的な理由を説明できないのに、政府・自民党は「行革」を掲げて学術会議のあり方を検討するという。論点ずらしも甚だしい。

 菅首相は9日の報道各社のインタビューで、除外された6人を含む推薦名簿を見ずに決裁したことを明らかにした。首相の意向に沿った名簿が事前に作られていたということだ。論点ずらしと忖度(そんたく)は健在なのだ。

 政府の意に沿わない研究をしたり、発言をしたりすることはマイナスになる。科学者を目指す若者や子どもたちにそんなイメージを植え付けないためにも、政権は決定を撤回すべきだ。

(坂巻士朗)