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サンデー毎日1月26日号は1月14日発売。

 星の時間――。オーストリアの作家、ツヴァイク(1881〜1942)は、世界史を変えた劇的一瞬を、そんなロマンチックな言葉で呼びました。

 代表作『人類の星の時間』の最終章を飾るのは、革命家レーニンの「封印列車」。スイスで亡命生活を送っていた彼が帰国に使った専用車両のことです。史上初の社会主義革命はここに始まりました。ツヴァイクは書きます。「それは一つの国、一つの世界を打ちくだいた」

 封印列車ならぬ箱に隠れて逃亡したゴーン被告。日本の司法制度を非人道的で不公正と、国際社会に向けて〝告発〟しました。外圧に弱いとされる国柄。何事かを打ち砕く号砲になるのか、それとも不発でしょうか。(隈元浩彦)