お知らせ

サンデー毎日1月5・12日合併号は12月24日発売。

編集長後記

 長男を刺殺した罪に問われ、懲役6年とされた元農林水産事務次官(76)が保釈されました。殺人罪で重い実刑判決を受けながらの保釈は異例です。

 判決公判の折も似たような違和感を覚えました。検察官が閉廷後、元次官に「体に気をつけて」と声をかけたのです。憐憫(れんびん)の情なのか。にしても、峻厳(しゅんげん)を旨とする検察官の「秋霜烈日」バッジが泣こうというものです。まさか流行語の「上級国民」ゆえではないでしょうが。

 2020年の幕開けです。なかにし礼さんに巻頭詩をお願いしました。「うしろめたさ」という言葉が印象的に使われています。それはまた、権力をつかさどる者へ自戒を促すメッセージのようにも響くのです。(隈元浩彦)