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サンデー毎日7月14日号は7月2日発売。

編集長後記

 国によるハンセン病患者の「隔離政策」が患者家族に深刻な差別被害をもたらしたとして、熊本地裁は国の責任を認めました。

「国の責任」と言っても、隔離を推進した主体は、警察官でもなければ、役所でもありませんでした。地域の人たちであり、学校では教師がその役割を担ったのです。つまり普通の市民だったわけです。
「抽象的な『社会』などではなく、具体的に『私たち』の側に責任があったと問い続けることが必要では」。原告弁護団の徳田靖之さんの持論です。
 原告561人のうち名を明かしたのは数人。差別は今なお続いているのです。基本的人権をうたう日本国憲法下での非道。これこそ「恥を知りなさい」でしょう。
(隈元浩彦)