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サンデー毎日6月2日号は5月21日発売。

編集長後記

 令和を迎えて初の「叙勲」が発令されました。思い出されるのが、石油危機後の金融政策のかじ取りを担った日銀総裁の前川春雄です。人間に等級をつけるべきでない、という意思を貫いて、生前はもちろん、死後叙勲も強く辞退したそうです。

 右翼実力者に勲一等(当時)が授与されたことへの抗議として、勲二等を返上した元国会議員もいました。けれど少数派です。前川の後継総裁は勲一等を受けましたが、バブル経済の責任を感じて―という話は聞きません。
 高齢運転者問題が注目される契機となった東京・池袋の事故。当事者の元官僚は高位叙勲者でした。
 そもそも国が人を序列化する制度。前時代的に感じるのです。
(隈元浩彦)