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サンデー毎日3月31日号は3月19日発売。

編集長後記

〈安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから〉 広島の原爆慰霊碑にはそう刻まれています。

 1952年の建立当初、極東軍事裁判で判事を務めたインドのパール博士は、〈原爆を落とされたのに、どうして謝罪するのか〉と述べたそうです。主語のない曖昧な表現を衝(つ)いたのでしょう。
 障害を持つ人たちに不妊手術が行われた問題で、与野党の救済法案がまとまりました。「おわび」の主体が「我々」となっていることに、被害者からは「国」とすべきだという声が上がっています。責任を明確にするという意味ではそうなのでしょう。
 ただ、一方でこうも思うのです。見過ごしてきた私たちは無答責でいられるのか、と。
(隈元浩彦)