お知らせ

サンデー毎日2月24日号は2月12日発売。

編集長後記

 日大アメフット部の悪質タックル問題で、警視庁は仕掛けた選手を傷害容疑で書類送検する一方で、第三者委員会で認定された元指導者2人の「指示」については誤認だと判断しました。刑事事件としては、選手一人の"犯罪"とされたわけです。

 口の中に砂が入ったような感覚。ふと頭をよぎったのが戦犯として処刑された学徒兵の遺書。〈私は何ら死に値する悪をした事はない。悪を為(な)したのは他の人々である〉(『きけ わだつみのこえ』)。上官に罪を押しつけられた憤怒の叫びです。
 組織というのは、物言えぬ「空気」を醸成するような宿痾(しゅくあ)を存しているのでしょう。私自身も無縁ではないのだと、改めて思いました。
(隈元浩彦)