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サンデー毎日6月17日号は6月5日発売。

編集長後記

 かつて「特捜検察」といえば、政官界に切り込む最強の捜査機関でした。ところが、森友学園の国有地を巡る一連の問題で大阪地検特捜部は、前国税庁長官の佐川宣寿(のぶひさ)氏、財務省職員らを不起訴処分としました。「公文書改ざん」は刑事責任を問えないということです。

「どうした!特捜」と言いたい気分ですが、"忖度(そんたく)・財務省"が、国会と国民を欺いた罪は歴史に刻まれるでしょう。作家の保阪正康氏は「敗戦が決まって、軍は戦争にかかわる文書を焼却した。文書での歴史検証ができなくなった」と嘆いていました。今回の問題も同類です。「今、逃げ切ればそれでいい」という官の体質は何も変わっていないようです。
(城倉由光)