環境教育は、評価したいことだけを評価すればいい!
本書が対象としているのは、環境教育プログラムの評価をしてみたいと考えている、または評価に関心がある全ての人だ。
それはプログラムを運営している実務者から、評価の実施を依頼された関係者、そして評価について学びたい学生や一般市民まで多様だろう。また評価に携わろうとする理由も人それぞれであろう。
評価の目的も、単純に自身が行っているプログラムがどのような成果を出しているかを知りたいといったことから、助成金など運営資金を提供している団体や組織に対してプログラムの効果を説明するためであったり、はたまた関係学会で研究発表として成果を報告したい人まで、いろいろだろう。
読者自身の目的に照らし合わせ、読者自身が適切な手法やアプローチを選び、使うことができるよう、本書では様々なアプローチや考え方を示すべく、工夫した。本書を紐解きながら是非、環境教育プログラムの評価の旅を楽しんでほしい。(序文より抜粋)